
Grass Valley
3G/HD/SD エンベディド・オーディオ・プロセッサ EAP-3901
boader
概要
EAP-3901はXVP-3901のビデオ部分を簡略化したエンベディド・オーディオ・プロセッサボードです。
ダウンミックス、プロセス、チャンネルシャッフル/ミキシングに加え、オプションでALC自動音量調節、ダイナミクス(リミッタ、コンプレッサ、エキスパンダー)、ラウドネス・メーター、リップシンク機能があります。また、オプションドーターボードによる、Dolbyエンコーダ/デコーダ及びLinear Acoustic社、Junger社のライセンスによるALCと、ステレオ・アップミキシングもご利用頂けます。
- すべてのオーディオチャンネルは自動で、遅延量が管理され、リップシンクを保持します。また、チャンネル単位の遅延設定も可能で、誤ったリップシンクを正常化することができます。すべてのオーディオチャンネルはミックス、シャッフルし、最終出力として16チャンネルのエンベディド・オーディオとします。
- 外部リファレンス信号の入力、またはフレーム内リファレンス分配器により、入力ビデオが無くなった時、最後のフレーム、フィールドまたは、ブラックを出力し続けることができます。
- 最小、数マイクロ秒から、最大15フレームのビデオディレイ設定が可能です。
- EAP-3901はタイムコードユーザービットに3つのGPIを利用することができます。
- 入力ビデオからの抽出、または出力ビデオにGPI情報を挿入することができます。
- Dolby-E等に利用するメタデータの抽出、挿入はダウンミックス、アップミックスに利用可能です。
主な機能
ビデオ
- 3G/HD/SD入出力
3GレベルA-マッピング1とレベルBに対応 - ビデオ入力検出機能とホットスイッチ
- 入力ビデオ無信号時にもエンベディド・オーディオを出力
- 外部リファレンス入力とフレーム内部分配器の利用
- 最小8μ秒から最大15フレームのビデオディレイ
- テストトーン信号
- バイパス・リレー付き背面パネル
- iControlシステムとの連携によるリップシンクエラーの検出/測定
オーディオ
- モノ単位のシャッフルとミックス
- 内部32チャンネルプロセス
- 5.1サラウンドのダウンミックスLt/Rt or Lo/Ro
- ALC自動音量調節オプション
- ダイナミクス(リミッタ、コンプレッサ、エキスパンダー)
- 音量メーターオプション(LEQ(A) or ITU-R BS.1770)
- 最大2秒のオーディオディレイ
- Dolby-E/Dolby Digitalエンコーダ/デコーダ
- Linear Acoustic upMAXTM利用のアップミックス
- Linear Acoustic AEROMAXTM利用のALC
- Junger Audio Level MagicTM利用のALC
メタデータ
- AFD(SMPTE-2016)、ALI(RP-186)、WSSの挿入
- Dolbyメタデータの挿入、抽出(SMPTE-2020)
- オーディオメタデータによるRS-422の利用
- タイムコードユーザービットを利用した、GPI入出力の挿入と抽出。オートメーションやプリセットに利用。
仕様
ビデオ入出力
SD | SMPTE-259M-C (270 Mbps) |
HD | SMPTE-292M (1.485, 1.485/1.001Gbps) |
3G | SMPTE-425 (2.970, 2.970/1.001Gbps) |
フォーマット | 480i59.94, 576i50 1080i59.94, 1080i50, 720p59.94, 720p50 Level A (Mapping 1) Level B 1080p59.94, 1080p50 |
リターンロス | >15dB up to 3 GHz |
ケーブル長 | 325m Belden 1694A at 270Mbps 180m Belden 1694A at 1.485Gbps 90m Belden 1694A at 2.970Gbps |
ジッター | HD <0.2U 3G <0.3U |
リファレンス | BB SMPTE-170M/SMPTE-318M/ITU-624-4 3値 SMPTE-274M/SMPTE-296M リターンロス >35dB up to 5.575MHz |
GPI
ポート数 | 3(接点接地) |
コネクタ | RJ-45 |
RS422
入力レベル | 300mV p-p |
出力レベル | 3V p-p |
ボーレート | 115,200Bd |
ビデオパーフォーマンス
量子化 | 10ビット |
プロセスディレイ | 8μ秒 最大15フレームまで設定可 |
オーディオ
量子化 | 24ビット |
サンプリング周波数 | 48KHz |
ディレイ | 最小2~6m秒 プロセスオプションによる 最大2秒(1m秒単位) |
消費電力
消費電力 | 12.5W(最大) |
オーダリングガイド
EAP-3901 | エンベディド・オーディオプロセッサ |
EAP-3N01-3SRP | 1スロット幅背面パネル |
EAP-3N01-3SRP-R | 1スロット幅背面パネル、バイパス・リレー付き |
EAP-3N01-3SRP-F | 1スロット幅背面パネル、光SFPソケット付き |
オプション(ライセンス)
EAP-3901-OPT-DP | ダイナミクス(リミッタ、コンプレッサ、エキスパンダー) |
EAP-3901-OPT-LM | ラウドネス・メーター(音量メーター) |
EAP-3901-OPT-ACL-2 | 2チャンネル・ラウドネスコントロール by Grass Valley |
EAP-3901-OPT-ACL-6 | 6チャンネル・ラウドネスコントロール by Grass Valley |
EAP-3901-OPT-ACL-8 | 8チャンネル・ラウドネスコントロール by Grass Valley |
EAP-3901-OPT-ACL-16 | 16チャンネル・ラウドネスコントロール by Grass Valley |
オプション(ハード)
MOD-DOLBY-ENC-E | Dolby-Eエンコーダ |
MOD-DOLBY-ENC-D | Dolby digital(AC-3)エンコーダ |
MOD-DOLBY-DEC | Dolby-E/digital(AC-3)デコーダ |
MOD-LA-DUP-701 | アップミックス Linear Acoustic Technology up MAX TM |
MOD-LA-ALC-2 | 2チャンネル・ラウドネスコントロール by Linear Acoustic |
MOD-LA-ALC-6 | 6チャンネル・ラウドネスコントロール by Linear Acoustic |
MOD-LA-ALC-8 | 8チャンネル・ラウドネスコントロール by Linear Acoustic |
MOD-LA-ALC-2-DUP | 2チャンネル・ラウドネスコントロール+アップミックス by Linear Acoustic |
MOD-LA-ALC-6-DUP | 6チャンネル・ラウドネスコントロール+アップミックス by Linear Acoustic |
MOD-LA-ALC-8-DUP | 8チャンネル・ラウドネスコントロール+アップミックス by Linear Acoustic |
リモートコントロール
IControl | 設定/監視ソフト、サーバー |
RCP-200 | リモートコントロールパネル |